本日、ご依頼により起工祈願祭(地鎮祭)をお仕えしました。
地鎮祭は、地を鎮める祭と書きます。
大地は時に、大震災のように恐ろしい災害をもたらすことがあります。ですから、その強大な力を持つ大地にお鎮まりいただくことが元来の意味なのでしょう。
しかし、大地のお働きは、99.9パーセント以上が災厄ではなく、お恵みなのです。人間は大地の上に住まわせていただき、大地から生まれるものを食べて命をつないでいます。着るもの、住む家、全て大地の賜物です。にもかかわらず、そこには目を向けないで生きているのが、私たちです。
ですから金光教では、大地を恐れるだけでなく、その恵みに感謝して、大地の上でいっそう幸せな生活を送れるように、祈願をこめる祭典として、起工祈願祭をお仕えしているのです。
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