「世界真の平和へ」願いをこめて、秋の大祭を仕えました。

去る10月28日(日)に、生神金光大神大祭をお仕えしました。

「生神金光大神」というのは教祖様の最終的な御神号で、そのお名前が定まって、今年は150年を数えます。また同時に「天下太平諸国成就、総氏子身の上安全」という御神願が明らかにされたので、世界平和の御神願開示150年でもあります。

 

このご大祭では、教祖様のご生涯を偲び、お徳を称えしました。そして、御神願である世界の平和と総氏子の助かりの実現のためにお役に立たせてください、と祈りを込めました。


祭典後の教話では、「世界平和の御神願開示150年~世界真の平和を」との講題で、金光教東京学生寮寮監の辻井篤生先生がお話し下さいました。

先生は「平和とは遠くにある理想ではなく、私たちの人間生活の前提となるもの。そして、時々刻々と油断なく創り上げていく努力によって生まれるものである。また、特定の人たちだけの平和は、世界真の平和と言えず、天地全体とすべての人々の平和が求められる。私たちは表層的な平和を唱えるのではなく、自分自身の心の奥にある暴力性を自覚し、自分を正当化する無礼をお詫びして改まり、人の痛みをわが痛みとして、祈り行動することで、世界真の平和実現に向かっていくことができる」とお話し下さいました。

 

教会長は挨拶の中で、「教祖様は神様から『難儀な人を取り次ぎ助けてやってくれ』とお頼まれになって、このお道を開かれました。私たちも教祖様に習い、難儀をしている人があれば神様に助けて頂けることを伝え、世の人たちに平和の大切さをを伝える取次をさせて頂きましょう」と述べました。