教話「力を入れてお願いしましょう」

これは2020年2月1日の月初め祈願祭のお話の要旨です。

【今週のおかげ話を三つご紹介しましょう。】
①昨年交通事故で骨折したAさんは、骨をつなぐために金属を足に入れています。1年経ち、診察を受けお医者さんから、「年齢のわりに治りが良い」と言っていただき、金属を抜く手術を受けることになりました。

②先日、整形外科の手術を受けたBさんは、手術後思った以上に歩けずに心配しましたが、「普通より早いですよ」と言われて安心しました。

③留学中のCくんは、勉強と試験に終われる日々です。先日、中でも難しい試験がありました。400ページ以上の英語の本を丸ごと覚えなければならない試験です。試験の問題は120問の中からくじを引いて選ぶそうですが、できる問題を引き当てました。「おかげを頂いた」と喜んでいます。

【信心すれば必ずおかげを受ける】
☆教祖様は、「神信心してみかげのあるを不思議とは言うまじきものぞ」「信心してみかげのなき時は、これぞ不思議なることぞ」とおっしゃっています。信心すればおかげがあるのは当たり前なのです。

☆もちろん、びっくりするようなおかげばかりではありませんが、私たちの願いが成就するように、人生が立ち行くように、神様は細やかにおかげをくださっているのです。細やかなおかげを見逃さないように、見つけ出してはお礼を申し上げていきましょう。

【力を入れて願いましょう】
☆教祖様は、「氏子はみな、おかげを受けるために参ってきているはずであるが、中には、神様が『おかげをやろうやろう』と言われるのに、『いや、けっこうです』と言って帰る者もある。おかげをくださっても、くださらなくても、ぜひ頂かなければ帰らないという気でいる者こそ、おかげを頂けるのである」とおっしゃったことがあります。

☆私たちは「いや、けっこうです」なんて言っているつもりはないのですが、じつはお願いをしない、もしくは「どうなってもおかげですから、いいようになりますように・・・」と言って最初からあきらめたような願い方をするのは、「いや、けっこうです」と言っていることになるのではないでしょうか。

☆願いがはっきりしている時は、その願いを力を入れてお願いしましょう。結果、その通りにならなくても、それは神様がベストのおかげをくださっているのですから、その時にはじめて「これもおかげ」と思えばいいのです。

☆どうなるのがおかげか分からない時は、「神様、必ずおかげにしてください!どうぞ一番良いようにしてください!」と力を入れてお願いしましょう。