今日は平和祈願祭を行いました。
平和ならざるものは、戦争だけではありません。差別や人権侵害、環境破壊も人間の尊厳を奪いいのちを傷つけるものです。
世界の平和が実現しますように、そのための働きを現せますように祈ります。
以下祭詞より。
「われら愚かなるかな人間は、我情我欲のままに世の乱れを引き起こしてあり。世界中の多くの地域にありて繰り返される戦争や紛争は、武力による解決を求めては憎しみの連鎖に陥り、おぞましき戦いとテロは絶へることなし。また、さまざまなる差別や人権侵害によりて、あまたの人々、そのいのちを軽んじられ、尊厳を踏みにじられてあるさまは痛ましきことの極みになむ。さらには、地球温暖化や原発問題をはじめ、いのちを支へる地球環境を損なひてある様は深刻さを増してあり。かく、神の氏子が互ひのいのちを殺め合ひ傷つけ合ひ、天地の恵みを粗末にし、ご神体とある天地を損なひてあるは、親神の深き悲しみにして、われら詫び奉る言葉もなし。」
「天地の間に生かされて生きる人間が、国を超え時を超えて痛みを分かち合ひつつ、互いのいのちを尊び合ひ、真の平和を築き奉るべく過ちなき歩みを進め、『世界の平和と人類の助かり』のお役に立たしめ給ふべく、神導き神引き立て給へと、謹み敬ひ畏み畏みも乞ひ願ぎ奉らくと白す。」